「見沼田んぼ」歴史学びながら清掃活動

 都市近郊で豊かな自然や田園風景を残す見沼田んぼの周辺を散策しながら、清掃するイベントが11日、開かれました。

 イベントを企画したのは、埼玉りそな銀行や浦和レッズなど4つの団体です。

 さいたま市と川口市の一部に広がる見沼田んぼは、都心から20キロから30キロ圏内にありながら、トンボやカエルなど今も多くの生き物が生息する自然環境を保っています。

 11日は社員やその家族、合わせて82人が周辺の全長2.5キロのコースを巡りながら、ごみ拾いをしました。

 散策するルートには、国指定史跡で、江戸時代中期に作られた運河「見沼通船掘」や、往来する船の管理を任されていた鈴木家の住宅も含まれています。

 同行した市の文化財保護課の職員が解説を行い、参加者は清掃活動に取り組みながら、見沼田んぼの歴史について、理解を深めていました。

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