「列車内に刃物持った不審者が」想定の訓練 仙台空港アクセス線〈仙台市〉

仙台空港アクセス線の列車内で刃物を持った不審者が暴れているという想定の訓練が行われました。

仙台空港駅の事務所で行われたこの訓練は、去年7月、大阪府の関西空港アクセス鉄道の列車内で刃物を持った男に3人が襲われた事件を受けて行われたもので、警察や鉄道会社の職員などおよそ20人が参加しました。

訓練は刃物を持った不審者が列車内で暴れているという想定で行われ、鉄道会社の職員が、新しく導入した防護盾などを使って自分の身を守りながら、乗客の安全を確保するための動きを確認しました。

訓練に参加した仙台空港鉄道 平沢友我運転士
「いつ起こるかわからない事態ですので、いつ起きても動揺すると思うが対応できるような日頃のイメージトレーニング、訓練をしていきたい」

県警察鉄道警察隊 木村光弘隊長
「一次的に対応するのは職員になる。職員にお願いしたいのは乗客の安全な避難誘導、自身の安全の確保。そのための訓練で、非常に有意義な訓練だった」

仙台空港アクセス線では今後、防護盾をすべての駅に備え付ける方針です。

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