日曜夜日テレ二大番組、国分太一発言となにわ男子・大橋登場で沸騰した不在「岸優太と手越祐也の存在感」

岸優太(Number_i)、手越祐也 (C)ピンズバNEWS

日曜日の夜、日本テレビは『ザ!鉄腕!DASH!!』(夜7時~)と『世界の果てまでイッテQ!』(午後8時~)の2つの大人気番組を放送している。5月12日放送の両番組が、過去に出演していた“辞めジャニ”の存在をあらためて感じさせる内容だったことから、視聴者の間で話題沸騰となった。

「『DASH』は昨年9月末に事務所を辞め、現在はTOBEでNumber_iとして活躍している岸優太さん(28)、『イッテQ』は20年6月に退所し、個人で活動している手越祐也さん(36)。両番組には過去に2人が出演していて、両者とも大きな存在感を発揮していましたよね。

5月12日放送回の『DASH』はTOKIO・国分太一さん(49)の発言とVTR、『イッテQ』はなにわ男子・大橋和也さん(26)が出演したことから、岸さんと手越さんを連想する視聴者の声が非常に多かったんです」(女性誌編集者)

5月12日放送の『DASH』で岸のファンが注目したのは、毎年恒例企画「24年目の米づくり」の準備を紹介した「DASH村」のコーナーだった。

「岸さんは21年目から23年目の米づくりまで、3年間『DASH村』の米づくり企画に携わってきましたよね。5月12日放送回では田植え前の準備の1つ“塩水選”の様子を取り上げたのですが、そこで岸さんが23年目の米づくりで生み出した“メッシ”が紹介されたんです」(前同)

『DASH』では田植えをする前、「塩水選」を行なう。塩水に米の種を沈め、浮き上がってこない(=中身の詰まった)上質な種を選抜するのだ。

国分は番組伝統の「新男米」の塩水選を終えてから「メッシいこうか。名付け親は岸くんだから」と、岸の名前を出し、岸が昨年に塩水選をしていた際のVTRも紹介された。「メッシ」とは、「リッチなメシ」を目指して岸が通常より高濃度の塩水で選抜した種のことだ。

X(旧ツイッター)では、

《過去岸くん出てて嬉しくなった。(略)メッシがこの先何年も何年も引き継がれてどんどん収穫量増えてくといいなーとか。今年も良いお米が出来ますように》
《岸くんのいない福島DASH だけど、岸くんのメッシ優秀だって(泣)》

といった声が多く寄せられ、《岸くんのメッシ》がトレンド入りを果たした。

「岸さんは『DASH』を正式に卒業したわけではありませんが、23年10月15日放送回(収録は退所前)を最後に『DASH』には出演していません。旧ジャニーズはSTARTO ENTERTAINMENT社の新体制に移行し、“辞めジャニ”に対する忖度も消滅した。日テレの石澤顕社長の発言もあり、岸さんの再出演を願う声は多いですね」(制作会社関係者)

■なにわ男子・大橋の登場に「複雑」の声も

23年10月23日に行なわれた日テレの定例社長会見で、石澤社長は退所後の岸の『DASH』出演について、「岸さんは『鉄腕DASH』の大切なファミリーと考えており、今後ともその方針に変更はありません」とコメント。出演継続は明言していないが、期待させるコメントをしていた。

「もっとも、『DASH』はTOKIOを筆頭に、現在もSTARTO社のタレントありきの番組。岸さんの退所と入れ替わるようにTravis JapanのメンバーなどSTARTO社タレントが積極的に起用されています。そのため、忖度が消滅しても岸さんが実際に出演するかと言ったら、なかなか難しそうですよね。

また、岸さんもアーティスト路線を目指して事務所を辞めてNumber_iを結成したわけですから、岸さんサイドが『DASH』出演に消極的なのかも、という見方もありますね」(前出の制作会社関係者)

対する『イッテQ』は、大橋の出演が予告されていたこと、そしてコーナーの内容から、放送前から反応する手越ファンは多かった。

「大橋さんが出演したのは、宮川大輔さん(51)の『世界で一番盛り上がるのは何祭り? inアメリカ』のコーナー。過去には手越さんが参加する機会も多かったですよね。大橋さんは手越さんとは方向性が違いますが、明るいお調子者ぶりや、腰が引けている姿をナレーションに茶化される流れは、手越さんを彷彿とさせました」(前出の女性誌編集者)

大橋と宮川が挑んだのは、アメリカ・テキサス州の「野生の豚祭り」。野生の豚(40kg前後)を2人1組で捕獲して麻袋に入れるまでの時間を競う祭りだった。大橋は「レギュラーを目指している」と言い身体を張って頑張っていたこと、宮川も最後に「また大橋くんと第3回、どこかに行くと思いますが……」と話していたことから、今後に期待する声は多い。

Xでは大橋に好意的が声が多い反面、

《大橋くんがレギュラーになったとしても、年に数回先輩の威厳を見せる的な感じで手越くん共演してくれないかなー。きっと面白いと思う…》
《大橋くんのお仕事が増えるなら欲しいけど、手越くんが長年築き上げてきて人気番組にしていったのを知ってるからめちゃくちゃ複雑》

と、やはり手越に言及する声も目立つ。

また、番組後半の別コーナー「温泉同好会」ではフィリピンの遊具「恐怖の1回転ブランコ」が登場したが、これが過去に手越と宮川が挑んだ企画と似ていたこともあり、

《(ブランコは)宮川大輔さんが出来なくて手越くんが1発で成功したやつ?》
《(このブランコは)宮川大輔と手越がこれで競って手越が宮川のこと煽りまくって手越ぐるんぐるん回ってたやつ》

といった声も。

「手越さんは退所予定だったのですが、コロナ禍での夜間外出が原因で20年5月に活動休止処分になり、そのまま本人の意向で同年6月に退所を早めたという経緯があります。円満退所とは言い難く『イッテQ』にも迷惑のかかる降板でしたが、手越さんとウッチャンナンチャン・内村光良さん(59)ら『イッテQ』ファミリーの関係は現在も良好。

すでにジャニーズ事務所は消滅して揉めた創業家もいませんので、番組復帰はともかく1度限りの再登場などはあるかもしれない。そこで大橋さんと共演する可能性もゼロではないと思われますが……」(前出の制作会社関係者)

岸と手越――今回に限らず、2人のファンのみならず番組ファンがふとしたことで両者の活躍を思い出すことは多い。それは、岸と手越がこれまで『DASH』と『イッテQ』で大活躍してきた証に他ならないだろう。再出演への期待感は日に日に高まっているが――。

© 株式会社双葉社