実写『シティーハンター』に登場する伝言板は今も存在するのか?

昔懐かしい黒板の伝言板。 - (C)北条司/コアミックス 1985

鈴木亮平が主演を務めるNetflix映画『シティーハンター』に登場するJR新宿駅の東口の伝言板は今も存在するのか?

本作は、裏社会の厄介事を請け負うナンバーワンスイーパー・冴羽リョウが、令和の新宿を縦横無尽に駆け回る痛快エンターテインメント。鈴木がクールでおバカな“もっこり”の伝説的な主人公・冴羽リョウに、リョウの相棒・槇村香に森田望智がふんするほか、安藤政信木村文乃華村あすか橋爪功杉本哲太水崎綾女迫田孝也らが名を連ねる。

駅に設置されている伝言板は、自由にメッセージを書くことができ、駅での待ち合わせする際などに使われていた。携帯電話がない時代には、非常に役に立つアイテムとして利用されていたが、現在は多くの伝言板が廃止されている(一部残っている場所もある)。「シティーハンター」シリーズでは、JR新宿駅の東口にある伝言板に「XYZ」と書き込むことで、シティーハンターに仕事の依頼をすることが可能となる。

令和の新宿を舞台にした本作でも、伝言板へメッセージを書いて依頼するという方法が使われおり、ファンにとってはうれしい演出だ。そうなると気になるのは、「今も新宿駅東口の伝言板は存在しているのか?」という疑問。事実、新宿駅の伝言板は、廃止された後も何度か復活していることで知られている。

2019年に、アニメーション映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』の公開を記念して、JR新宿駅中央東口に復活した。2023年には、アニメーション映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の公開を記念して、JR新宿駅東改札外スペースに2週間限定で4年ぶりに復活した。どちらもプロモーションの一環としての設置で、実際に使用することはできず、撮影スポットとして話題となった。現在伝言板の設置はなく、本作の公開に伴う復活も予定されていない。(今井優)

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