「あまりにルーズでずさんだった」ダービーの旗手怜央にセルティック指揮官が苦言「素晴らしいタレントだが、ボールを与えすぎだ」

天王山となったダービーで、実質的な優勝を決めることはできた。だが、指揮官からは厳しい言葉も寄せられている。

セルティックは5月11日、ススコットランドリーグの第36節で、宿敵レンジャーズをダービーマッチで2-1と下した。首位に立つセルティックは、2位レンジャーズとの差を6ポイントに広げている。優勝までの“マジック”は1となった。

日本人選手では、フル出場した前田大然がオウンゴールを誘発するなど活躍。古橋亨梧と旗手怜央もスタメンに名を連ね、後半途中までプレーしている。

【動画】前田大然が果敢な仕掛けからオウンゴールを誘発→喜びを爆発
80分にベンチへ下がった旗手に対し、ブレンダン・ロジャーズ監督は苦言を呈した。2点を先行してから1点を返されて以降のパフォーマンスに不満があるようだ。

地元紙『Daily Record』によると、ロジャーズは「2-1のときに私のメッセージはボールをキープし、試合をマネジメントすることだった。だからレオを下げたんだ。彼は素晴らしいタレントだが、私の好みからするとボールを与えすぎる」と話した。

ミッドフィルダーは試合をコントロールしなければならない。ボールへの愛を示し、大事にしなければいけない。あまりにルーズでずさんだった。試合が不必要に緊迫したものになった」

今季の旗手がケガに悩まされ、思うように出場できなかったのは周知のとおりだ。リーグ戦でピッチに立ったのは14試合にとどまっている。スタメンだったのは10試合だ。それでも、アジアカップでの負傷後、戦列に復帰してからは先発出場を続け、その存在感には賛辞も寄せられていた。

指揮官の苦言を、旗手はどのように受け止めたのか。優勝決定が期待される次戦は、采配を含めて注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社