今季散々なユナイテッドが恒例の授賞式ディナーをキャンセル…ラングニック体制下以来の見送りに

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドが散々たる今季を受け、シーズン終わりの恒例行事をキャンセルしたようだ。

エリク・テン・ハグ体制2年目の今季はFAカップこそ決勝に勝ち進むものの、チャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ最下位での敗退を強いられ、連覇がかかったカラバオカップもベスト16敗退。主戦のプレミアリーグにおいても最終節を残して8位と欧州カップ戦出場すらも危うい。

そうした残念な戦いが続くなか、シーズンの終わりに恒例となる授賞式ディナーの開催時期にきているユナイテッドだが、イギリス『The Athletic』によると、このシーズン終盤の落ち込みぶりや、マンチェスター・シティとのFAカップ決勝に集中するため、今回の開催を中止したという。

その授賞式ディナーはサー・マット・バスビー年間最優秀選手賞などの各個人賞が発表される場で、今回は5月20日にスケジューリングされるなか、エリク・テン・ハグ監督や上層部が協議の末、例年と変わらず、各賞の受賞者こそ表彰するが、会自体は開催見送りを決めたそうだ。

ちなみに、ラルフ・ラングニック氏が暫定監督を務めた2021-22シーズンの終わりにも同じようにチームとしての調子が芳しくなく、開催を見送りに。女子チームの方はFAカップで初優勝するなど、結果を出すユナイテッドだが、男子チームの不振を重く受け止めているようだ。

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