[帝京長岡4-2日本文理]打ち勝つ日本文理を見せられず、秋春連覇を逃した。好機での凡退が目立ち、奪えたのは2得点。帝京長岡の攻撃を目の当たりにした鈴木崇監督は「うちがしなくてはならないことをされてしまった」と話した。
24得点を奪い、乱打戦を制した秋季大会後も、攻撃力強化は怠らなかったが、成果を発揮できなかった。四回に適時打を放った杣木健人も「まだまだ甘い。練習から本番を意識しないと」と危機感を強めた。
六回に同点に絡む三塁打を放った滝澤友陸も反省を口にした。初回と八回には、好機で三振と遊直に倒れた。「ヒットを打っていれば展開が違っていた」。準決勝までチームトップの8打点を挙げていた好打者でも、流れを変えられなかった。
だが、大会を通じて明るい材料もある。この日登板がなかった主戦丸山慶人と、倉石健亮のリレーは安定感が光った。決勝は、今大会無失点を続けていた帝京長岡から得点を奪う意地も見せた。
夏に向け「優勝は通過点くらいの気持ちで、今まで以上にやっていく」と滝澤。杣木も「大差をつけて勝つ『打の文理』で絶対甲子園に行く」と雪辱を誓った。
(運動部・山崎祥吾)
* [決勝戦・帝京長岡VS日本文理 全打席結果を一覧で!](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/403308)
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