台湾の白色テロ時代 島に捕らえられた女性たちを描く 「流麻溝十五号」公開決定

台湾の白色テロ時代を台湾・緑島で生きた女性たちを描いた映画「流麻溝十五号」が、、2024年7月26日より劇場公開されることが決まった。

第二次大戦後、台湾・緑島には、30年以上もの間、政治犯収容を目的とした教育施設と監獄が置かれており、そこには高校生や活動家、モダンダンサーなど年齢も育ちも異なる人々が捕らわれていた。「流麻溝十五号」は、実在した複数の人々を3人の女性に投影。家族や生活、さらには名前すらも奪われながらも、信念を曲げず、真の自由が訪れることを切望した人々の姿を、史実を基に描き出した。タイトルとなっているのは、身分も年齢も違う女性たちが収容されていた場所の住所を意味している。

メインビジュアルは、台湾・緑島に収監された3人の姿と柵が描き出されており、島に入った者は出ることはできず、その家族たちも島に立ち入ることは許されなかった様子が表現されている。特報では、台湾内での反響とともに、自由を口にするものは政治犯としてすぐに捕らえられた白色テロ時代を生きた人々の姿を映し出している。

【作品情報】
流麻溝十五号
2024年7月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開
配給:太秦
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