ニモの逆転サヨナラ弾でメッツ勝利 前日負傷交代も途中出場で殊勲打

【ブレーブス3-4×メッツ】@シティ・フィールド

日本時間5月13日、劇的な逆転サヨナラ本塁打が飛び出し、メッツが強敵ブレーブスを退けた。2対2の同点で迎えた8回表、ブレーブスは5番マーセル・オズナがセンター前タイムリーを放って3対2と勝ち越し。試合はそのまま終わるかと思われたが、9回裏に途中出場のブランドン・ニモが逆転サヨナラ2ランを放ち、4対3でメッツがサンデーナイトの一戦に勝利した。メッツは本拠地3連戦での被スウィープをすんでのところで回避し、借金を1に減らした。敗れた2位ブレーブスは首位フィリーズとの差を2ゲームから縮められなかった。

メッツがルイス・セベリーノ、ブレーブスがブライス・エルダーの両先発が好投し、試合は6回終了時点で2対2の同点という緊迫した展開に。試合を左右したのは、両軍ともに途中出場の選手だった。ブレーブスは不動の正三塁手のオースティン・ライリーが左脇腹の張りを訴えて途中交代。4回から代わりに三塁に入ったザック・ショートは、3日前に金銭トレードで加入したばかりの選手だった。しかし、ショートは2打席とも回の先頭で四球を選び、盗塁も決めてオズナの2本のタイムリーで生還。ブレーブスに大きな同点・勝ち越し点をもたらし、試合はそのままブレーブスが取ってスウィープを決めるかに思われた。

それに土壇場で待ったをかけたのが、これまた途中出場のメッツのニモだった。メッツの中心打者であるニモは、前日の試合で右脇腹を痛めて今日はスタメン落ちしていた。しかし、7回裏から代走として登場、9回裏無死2塁の局面で打席が回ってきた。ブレーブスの9回を任されていたA・J・ミンターとの対戦はフルカウントまで及んだが、6球目に投じられた甘いカッターを見逃さなかった。

ブレーブスは守護神ライセル・イグレシアスが2連投中。連日20球以上を投じて失点を喫していた上、昨日は継投ノーヒットノーランを被弾で終わらせてしまっていた。セットアッパーのミンターには昨年以前ほどの安定感が無いとはいえ、今日のクロージングはミンターに託すほか無かっただろう。ちなみにミンターとニモの直接対決は、昨年まで13打席1安打6三振とミンターに圧倒的に分があった。しかし、今年は2打席2本塁打とニモがミンターを圧倒している。

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