【F1】マルコ博士がリカルド解雇報道でローソン側の〝リーク〟に激怒「メディアを通じ…」

リアム・ローソン(ロイター)

F1レッドブルの重鎮ヘルムート・マルコ博士が、ダニエル・リカルドの解雇報道を巡って代役候補とされるリアム・ローソン側が〝リーク〟したとして不快感をあらわにした。

今季開幕から不振が続いていたリカルドを巡っては更迭論が渦巻いており、直近のマイアミ・グランプリ(GP)でもスプリントは4位ながら決勝は15位と惨敗したため、次戦のエミリアロマーニャGPでの解雇も取りざたされている。

そうした報道が特に盛んになされているのが、ローソンの地元ニュージーランドメディア。そのためマルコ博士は、ある疑惑を抱いたようだ。

スイスのモータースポーツ専門誌「スピードウィーク」のコラムで、マルコ博士はこう怒りを口にした。

「イモラ(エミリアロマーニャGP)でリカルドの代わりにリアム・ローソンが入るという噂はナンセンスだ。ニュージーランド出身のリアムのマネジャーもそこ(メディア周辺)にいたが、どうやら彼にはある夢があり、それはニュージーランドを含むいくつかのメディアを通じて知られるようだ。イモラでは何も計画されていない」。つまり、ローソンの腹心がニュージーランドメディアにリカルドの解雇論を〝リーク〟したと批判を展開したのだ。

マルコ博士のローソン側に対する発言は物議を醸しており、オランダメディア「GPブログ」は「マルコ、マネジャーに激怒…ローソンは今のところリカルドのシートのことは忘れていい」とリークがマルコ博士の逆鱗に触れ、当面はローソンにシートを任せることはなくなったと指摘した。

リカルドを巡ってレッドブルグループ内の亀裂へと発展してしまうのか。

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