「HYBE議長はNewJeansの挨拶を無視する」内紛の出発点?メンバーの両親一同が送っていた“意見書”公開

日本デビューを控えるNewJeansメンバーの両親たちがHYBEに送った“意見書”が公開された。

5月13日、韓国メディア『イルガン・スポーツ』は、4月3日にADORのミン・ヒジン代表が親会社HYBEに送ったメール全文を公開した。

そこには、NewJeansメンバーの両親たちの意見書が含まれていた。書かれた日付は「2024年3月31日」となっており、彼らはNewJeansの法定代理人でもある。

「パン議長はNewJeansメンバーを無視する」

(写真提供=OSEN)NewJeans

それによると、NewJeansメンバーの両親らは、HYBEの傘下レーベルBELIFT LABの新人ガールズグループ「ILLIT(アイリット)」が、NewJeansのコンセプトを意図的に模倣したと考えられると主張した。

彼らは「恣意的に類似企画を推進したHYBE、BELIFT LABにどんな意図があったのか確認を要請する」「このような状況が続けばNewJeansの名誉とブランド価値が損傷することは自明だ」と伝えた。

また、NewJeansメンバーとHYBEの首長パン・シヒョク議長との関係についても触れられた。両親らは「NewJeansのメンバーたちが社内でパン・シヒョク議長に会うたびに、パン議長がなぜメンバーたちを知らないふりをして、挨拶も無視するのか不思議だ」とし、パン・シヒョク議長がNewJeansからの挨拶を受け入れないと主張した。

(写真提供=OSEN)HYBEのパン・シヒョク議長

さらにNewJeansが「HYBE初のガールズグループ」として準備してきたが、LE SSERAFIMのデビューが先になったとし、「過去にHYBEが破った最初のガールズグループに対する約束と、SOURCE MUSIC練習生時代のNewJeansメンバーたちに対する無限の待機・放置状態は、忘れられない悪夢」と強調したりした。

両親たちは「HYBEがNewJeansを尊重していない状況が様々な事件から明らかになっているため、今後HYBEがNewJeansをどう利用し、NewJeansの何をまた模倣するのか心配だ」とも書いていた。

現在、HYBEとミン・ヒジン代表は激しい葛藤を見せている。時系列としては、このNewJeansの両親の意見書が3月31日にADORに送られ、4月3日にADORを通じてHYBEに提出され、その後の4月22日にHYBEがADORへの監査に着手したことになる。

(写真提供=OSEN)ADORのミン・ヒジン代表

ミン・ヒジン代表を解任させる臨時株主総会が5月31日に開かれるなかで、ミン・ヒジン代表側は裁判所に、ADOR株の80%を持っているHYBEの議決権行使を阻止する仮処分を申請した状態だ。

裁判所がミン・ヒジン代表側の申請を受け入れれば、臨時株主総会での解任は実現されない見通しだ。裁判所の判断は5月17日に下される予定だ。

なおNewJeansは、来る6月21日に日本デビューシングル『Supernatural』をリリースする。また彼女たちは日本正式デビューに先立って、5月24日に新曲『How Sweet』を発表する予定だ。

◇NewJeans プロフィール

2022年7月22日にミュージックビデオを公開しながら電撃デビューした5人組ガールズグループ。ミン・ヒジン代表理事が率いるHYBE傘下レーベルADOR所属。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。

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