生田斗真、美貌で天下を目指す男演じ戸惑い「とんでもない役」 中村倫也が重圧かける

会見に登場した生田斗真(左)と中村倫也【写真:ENCOUNT編集部】

中村倫也「圧倒的に美しいもの見たことあります?」

俳優の生田斗真が13日、都内で行われた劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演「いのうえ歌舞伎『バラサオ』」製作発表会見に出席した。本作で自分自身の美しさを武器に天下取りを目指す男・ヒュウガを演じる生田は「とんでもない役」と戸惑いの気持ちを吐露した。

生田は17歳で劇団☆新感線に初参加以来、5度目の出演。本作は生田の生誕39年を記念した“サンキュー公演”で、また劇団40周年の折に上演予定だった生田主演の舞台がコロナ禍によって全公演中止となったため、そのリベンジ公演でもある。

ヒュウガの設定にちなみ「俳優としての武器はなにか?」との質問が出ると、生田は「強いていうなら美しさ、色気」とボケると、隣にいる中村が「本当にそうだもんね」とツッコまずに納得。生田は「違う違う、止めて!」と苦笑い。さらに、中村は「みなさん、圧倒的に美しいもの見たことあります? 見たくないですか? それになります!」と生田にプレッシャーを与えて笑いを誘っていた。

「ヒノモト」と呼ばれる国で幕府と帝が相争う時代を舞台に、いきすぎた自分の信念のために裏切り裏切られる人々の物語を描く。ポスタービジュアルでは、花魁のようなビジュアルの生田が映し出されており、りょうは「マンションの管理人さんにこのポスター、私だと間違えられた。『あのメイクかっこいいわね~』って言われました」と明かすと、生田は「ありがたい。うれしいです、光栄です」と語った。

生田は数年前より、日本舞踊を習っているという。「自分では習い事の成果が生かされることは図りきれないけど、以前よりも手先を意識するようになった。こういう美しさを武器に戦う男の役では効果的に使えるのではないか」と自信をのぞかせた。

会見にはそのほか、西野七瀬、粟根まこと、古田新太、座付き作家の中島かずき氏、演出のいのうえひでのり氏も参加した。舞台は7月7日から8月2日まで福岡・博多座公演、8月12日から9月26日まで東京・明治座、10月5日から17日まで大阪・フェスティバルホールにて上演される。ENCOUNT編集部

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