「チャンスを作っていたアサノを“生け贄”にした」味方の退場で20分に交代の浅野拓磨、独メディアも同情「DF投入のため犠牲になった」

現地時間5月12日に開催されたブンデスリーガの第33節で、浅野拓磨が所属するボーフムは、すでに優勝を決めているレバークーゼンとホームで対戦。0-5で大敗を喫した。

この一戦に、浅野は3試合ぶりに先発。序盤から果敢なプレーでゴールに迫る。しかしボーフムは15分に、DFフェリックス・パスラックが相手FWを後ろから抱え込むようなファウルで一発退場となり、1人少なくなる。

この緊急事態に、ハイコ・ブッチャー監督は守備の枚数を増やすために、浅野を下げてDFティム・エールマンを投入。浅野の出場時間はわずか20分となってしまった。

【動画】王者レバークーゼンを相手に浅野がチャンス創出も...
これについてドイツ大手紙『Bild』は「ブッチャー監督は、それまで何度も敵陣深くまで侵入するなど、チャンスを作っていたアサノを“生け贄”にした」と報じた。

また『Spox』も、「苦しみを味わったのはアサノで、DFのエールマン投入のために犠牲になった」と伝えている。

昨シーズンのホームでのレバークーゼン戦(3-0)では、1ゴール・1アシストの活躍を見せて勝利に貢献していた浅野。今回は無念の交代となってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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