いなげや/物流2024年問題対応、配送ダイヤ改善・新センター本格稼働

いなげやは物流2024年問題に対応し、配送ダイヤの見直しを進めている。

5月13日実施された決算説明会で本杉吉員社長は「物流改革のため、当社単独の改善のほか、スーパー各社で構成されているSM物流研究会で業界全体のSCM維持のための取り組みも進めている。具体的には、配送トラックのコース変更、配送便数の削減を行った。また、センター納品の荷待ち時間を減らすため、バース予約システムの導入、8月をめどに発注時間の締め切りの前倒し、需要予測システムの採用も推進していく」と話している。

また、ドラッグストア事業のウェルパークでは、物流センターを羽村から日野に移転し、2023年11月本格稼働を開始した。

店舗直納を廃止し、すべてセンター納品に切り替え、店舗作業の軽減を図った。2024年3月期の人事売上高1万9929円(前期比4.9%増)を実現している。

EC事業「ウェルパーク.jp」でも、拠点を日野センターに移転し、在庫置き場・作業スペースを約1.4倍に拡大した。2024年3月期のEC売上高は21億円(14.4%増)と好調に推移している。

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