9年ぶりV引き寄せた6mのイーグルパット 復活ヘンドリーの14本

パッティングで耐えて復活優勝を呼び込んだ(撮影/大澤進二)

◇国内男子◇For The Players By The Players 最終日(12日)◇THE CLUB golf village(群馬)◇7172yd(パー72)◇曇り(観衆1032人)

白血病を克服してツアー復帰したマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が、単独首位から1イーグル2バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算38ptで逃げ切った。2015年「東建ホームメイトカップ」以来のツアー2勝目。「東建から長い間、勝つチャンスはいっぱいあった。本当にうれしい」と9年ぶりの優勝をよろこんだ。

この日はショットに苦戦したが、序盤のイーグルで勝利を引き寄せた。2番(パー5)で245ydから2オンに成功し、6mのイーグルパットを決めて5ptを加算。2位との差を広げた序盤の貯金を生かし、1pt差で逃げ切った。

使用するパターはオデッセイの最新モデル「Ai-ONE TRI-BEAM(トライビーム)#7」。ティショットがラフにつかまることも多かったが、「要所、要所で良いパットが決まった」とグリーン上で耐えられた。

昨シーズンは闘病のため試合に出られなかったことで、体重は17kgも落ちたという。トレーニングと食事でゴルフができる体を作り、「まずチップとパターから」と少しずつ調整を行ってきた。「いまは20代の体を目指している」とトレーニングに励みながら、同組で回った小斉平優和、細野勇策ら若手を抑えて優勝。7月に控える「全英オープン」に向けて「いい成績を出したい」と意気込んだ。

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:タイトリスト TSR3(ロフト10度)
シャフト::グラファイトデザイン ツアーAD MJ(長重さ60g台、硬さX)
グリップ:ゴルフプライド TOUR VELVET

フェアウェイウッド:タイトリスト TSR3 フェアウェイ(16.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS RED(重さ80g台、硬さX)

ユーティリティ:タイトリスト U・505 ユーティリティアイアン

アイアン:タイトリスト T200(4番)、タイトリストT100(5~9番)

ウェッジ:タイトリスト ボーケイSM10ウェッジ(46度、50度、54度)
シャフト:タイトリスト ボーケイ ウェッジワークス プロト(60度)

パター:オデッセイ Ai-ONE TRI-BEAM(トライビーム)#7 パター

ボール:タイトリスト PRO V1

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