劇中サイズのガンダムも…巨大ロボットアニメの特別展 学芸員「非常にテンションが上がっている」 高松市

子どもの頃、ロボットのアニメに夢中になった方も多いのではないでしょうか? 巨大ロボットアニメの歴史をたどる展示会が高松市で開かれています。

(記者[1971年生まれ 53歳])
「私が小学生の時、テレビの前で夢中になった機動戦士ガンダム。床一面にはアニメで設定されたサイズと同じ全長18mのガンダムが描かれています」

日本初の巨大ロボットアニメ、「鉄人28号」のテレビ放映が始まってから60年あまり、「巨大ロボットとは何か」を問いかける展覧会です。

会場の高松市美術館には1960年代から1990年代にかけて放映されたロボットアニメなど約50作品のパネルや原画、約200点が展示されています。

マジンガーZやコン・バトラーVなど巨大ロボットのお約束は「搭乗」「合体」「変形」ですが、デザイン画からメカニズムを知ることができます。

1980年代になると巨大ロボットは実用機械レベルの大きさになります。横に並んで立ってみるとリアリティーを感じます。

(夜行バスで千葉から[48])
「生まれた時からこういったロボットが最盛期の時代だったので、テレビの画面で見ていたものが実際リアルな大きさで見られて面白い企画と思って来てみた」

(高松市美術館 学芸員/牧野裕二さん[51])
「二足歩行ロボットへの憧れは時代が経っても変わらない。私は小学生の頃にマクロスとかザブングル、ボトムズとかに非常にはまって、よくプラモデルとかを作った。今回、80年代の黄金期のロボットもたくさん登場するので担当者として非常にテンションが上がっている」

また、テレビ版「ルパン三世PART2」の最終話「さらば愛しきルパンよ」(1980年・絵コンテと演出は宮崎駿氏)に登場した装甲ロボット兵「ラムダ」の実寸大展示も人気を集めています。ラムダはスタジオジブリの映画「天空の城ラピュタ」(1986年)のロボット兵の原型だといわれます。

ほかにも、高松琴平電気鉄道「ことでん」を題材にした「電磁車輛コトディーン」のコーナーもあります。

特別展「日本の巨大ロボット群像」は、6月16日まで高松市美術館で開かれています。※月曜日は休館

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