優勝へ異例の応援…アーセナルMFハフェルツ「これまでで一番トッテナムのファンに」

アーセナルに所属するドイツ代表MFカイ・ハフェルツが、地元のライバルであるトッテナムに異例の声援を送った。12日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

プレミアリーグ第37節が12日に行われ、アーセナルは敵地でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。20分にハフェルツの折り返しをレアンドロ・トロサールが押し込んで先制すると、この1点を最後まで守り切り、1-0で勝利を収めた。

この結果、1試合未消化となっている2位マンチェスター・シティとの勝ち点差は「1」となっているものの、再び暫定首位に立ったアーセナル。試合後、ハフェルツはイギリスメディア『スカイスポーツ』で「僕たちは試合に向けてとてもよく準備ができた。最高の試合はできなかったけど、勝ち点3が必要だったし、今それを手にしているので満足している」と喜びを口にしながら、次のように続けた。

「タイトル争いに参加できていることはとても嬉しいし、毎週ベストな状態でプレーしなければならない。それが達成できると、さらに気分は良くなる。あと1試合しかないけど、クラブ全体の協力が必要だ。なんでも可能だと思うよ」

残すは19日に行われるエヴァートン戦のみとなっているアーセナルだが、2位マンチェスター・シティは最終節を前に14日に第34節延期分のトッテナム戦を控えている。このため、地元ライバルの結果次第では首位の座が入れ替わって最終節を迎える可能性もある。

2003-04シーズン以来、20年ぶりの優勝が目前に迫っている状況から、ハフェルツは「これまでで一番トッテナムのファンになるつもりだよ! 最高の結果を期待しよう」と異例ではあるものの、マンチェスター・シティが首位に浮上しないために地元のライバルチームを応援するつもりであることを明かした。

【ハイライト動画】マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナル

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