第30回電撃小説大賞《銀賞》受賞作『バケモノのきみに告ぐ、』が発売 土屋李央さん出演のPVもお披露目

第30回電撃小説大賞《銀賞》受賞作『バケモノのきみに告ぐ、』が、電撃文庫より2024年5月10日に発売された。本作は電撃大賞史上初となるカクヨム発の受賞作で、罪人として囚われた少年が不思議な力を操る少女たちとの出会いを振り返る伝奇×追想録。本作の発売にあわせて、涙花の名を持つ異能者の少女・シズク役を声優の土屋李央さんが演じるPVが公開されたほか、作家の川上稔氏カミツキレイニー氏や書店員からのコメントも到着した。

【あらすじ】

城壁都市バルディウム、ここはどこかの薄暗い部屋。少年・ノーマンは拘束されていた。どうやら俺はこれから尋問されるらしい。語るのは、感情を力に換える異能者《アンロウ》について。そして、『涙花』『魔犬』『宝石』『妖精』。名を冠した4人の美しき少女とバケモノに立ち向かった想い出。「とっとと倒して、ノーマン君。帰ってイチャイチャしましょう」「……いや、君にも頑張ってほしいんだけど?」全くやる気のない最強で最凶な彼女たちの欲望を満たし、街で起こる怪事件を秘密裏に処理すること。これこそが俺の真なる使命――――のはずだった。だが、いまや俺はバルディウムを混乱に陥れた大罪人。魔法も、奇跡も、幻想も。この街では許されないようだ。でも、希望はある。どうしてかって?――この〈告白〉を聞けばわかるさ。

電撃文庫『バケモノのきみに告ぐ、』PV

【書店員推薦コメント】

■作家推薦コメント


川上稔氏(代表作:『境界線上のホライゾン』)

ようこそ薄暗い性癖の街バルディウムへ!本書を手に取ればそれが住民票ですこの街の観客となって噂話に浸ったり夜の音に窓を開けたりうっかり巻き込まれ死もありですね良い御時間を!


カミツキレイニー氏(代表作:『魔女と猟犬』)

〝人×人ならず者〟のバディものってだけでも面白そうなのに、×ミステリー、×アクションと様々に掛け合わされた贅沢な一品でございました。涙花、魔犬、宝石、妖精と四人のバディたちは色鮮やかで、賑やかで、まるで甘いお菓子の詰め合わせのよう。一つの箱にこれだけやりたいこと、やりたい場面を詰め込めるパワーは見事です。新人賞とのことで、著者はこれからも次々とパワフルなお話を生み出していくのでしょう。期待しています。


『バケモノのきみに告ぐ、』は、電撃文庫より第1巻が発売中。

©柳之助/KADOKAWA 電撃文庫刊 イラスト:ゲソきんぐ

[関連サイト]

『バケモノのきみに告ぐ、』特設サイト

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