東急、大井町線の車両新造へ!6020系ベースに 2024年度設備投資計画

東急6020系 2024年03月17日撮影

東急電鉄は2024年5月13日、今年度の設備投資計画について発表しました。新・中期事業戦略に基づき、「移動」の価値を追求する企業へ進化すべく約468億円の設備投資を実施。主な取り組みのうち安全・安心な鉄道の追求として、大井町線車両新造、車両リニューアルを実施するとしています。

大井町線では現在、9000系・9020系と急行用の6000系・6020系を使用しています。このうち老朽化の進む9000系・9020系の更新に向け、今年度は車両新造に着手し、同路線で急行運転に使用している6020系をベースに、設計および機器・車両製作を進める考えです。

また、順次、目黒線所属車両をはじめとした、導入から20年を超える車両を中心にリニューアルを実施、安全性や快適性の維持・向上を図ります。

計画ではこのほか、鉄道事業の担い手不足が懸念される中での運営高度化と業界連携強化、デジタルを活用したマーケティングによる沿線活力の創出。あらゆる人が利用しやすいユニバーサルな鉄道サービスを追求する鉄道ネットワークの価値最大化、脱炭素・循環型社会に向けた鉄道による環境・社会課題の解決などに取り組むとしています。

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