【MLB】今永昇太&山本由伸の“新人コンビ”が好発進 昨年12勝の千賀滉大は登板なし、米で奮闘する先発投手の現在地

MLBの2024年シーズンも5月半ばを迎え、各地で熱戦が繰り広げられる。そのなかで日本の先発投手陣の奮闘が目立っている。

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■ダルビッシュは日米200勝に王手

今季最大の驚きを提供しているのがカブスの今永昇太投手。3、4月の月間最優秀新人に輝くスタートを切り、ここまで7試合の登板で5勝0敗、防御率1.08はナ・リーグ首位。完璧と言っていい序盤戦を過ごしている。

ドジャースに加わった山本由伸投手は韓国シリーズのデビューとなったパドレス戦こそ1回5失点とまさかのスタートを切ったが、その後は次第に安定感を取り戻した。ここまで4勝1敗、防御率2.79と無双状態だった日本時代のポテンシャルを徐々に見せ始めている。

米13年目を迎えたパドレスのダルビッシュ有投手は途中故障者リスト入りしたものの、4月下旬に復帰すると18イニング連続無失点と抜群の安定感。12日(日本時間13日)のドジャース戦の3勝目で日米通算200勝に王手をかけている。また、ブルージェイズの菊池雄星投手は、勝利数こそ2勝と伸びていないが、8登板でクオリティ・スタートは5度を記録。防御率は2.64と好成績を収めており、夏には強豪チームへのトレードも噂される。

奮起を期待したいのがタイガース前田健太投手。移籍1年目のベテラン右腕はここまで7試合の登板で1勝1敗、防御率6.75と不安定な登板が目立つ。昨年メジャー1年目で12勝を挙げ、メッツのエースとなった千賀滉大投手は右肩の張りでここまで登板できておらず、復帰して昨年のような投球を期待したいところ。

シーズンは序盤が過ぎたところで、ここから7月のオールスターにかけて各選手の状況やパフォーマンスも変わっていくと予想される。アメリカの地で躍動する日本の先発投手陣の活躍には引き続き注目が集まる。

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