PC版『Ghost of Tsushima』、PSN未提供国での予約受付をキャンセル、返金対応に

Image:Sony Interactive Entertainment

2020年にPlayStation専用タイトルとして発売された、元寇をモチーフとしたアクションゲーム『Ghost of Tsushima Director’s Cut』のPC版は5月17日発売で、予約購入の受付が行われている。だが、Eurogamerなどが報じたところによると、Steam、Epic Games Store、Green Man GamingといったPCゲームストアは、このゲームの予約受付を一部の国々でキャンセル・返金対応としているという。

このゲームのオンライン協力モード「Legends/冥人奇譚」は、プレイするのにPlayStation Network(PSN)アカウントが必要になる。そのためPSNが提供されていない国々が、予約キャンセルの対象になっている模様だ。上記ゲームストアも免責事項としてマルチプレイモードにはPSNが必要で、未提供の国ではそれが遊べないことを記していた。

とはいえ、ゲーム本編はシングルプレイであり、PSNアカウントは必須ではないと、ゲームの開発元Sucker Punch Productionsは述べている。

一部の情報によると、PSN未提供国のSteamユーザーは、PSN提供国のPSNアカウントを取得してから『Ghost of Tsushima』を予約したものの、やはりキャンセルの通知を受け取ったと報告したという。おそらくこれは、SteamのアカウントがPSN未提供国であることが条件に引っかかったせいと考えられる。

ただ、上に述べたようにゲーム本編はPSNアカウントがなくてもプレイ可能なはずだ。もしかすると、PC版『Ghost of Tsushima』のゲーム進捗に応じてPS5と共有のトロフィーを獲得できる新機能「PlayStation overlay」が関係しているのかもしれないが、Sucker Punch Productionsとソニー・インタラクティブ・エンタテインメント(SIE)は記事執筆時点では何も述べていない。

同様の問題は、やはりPSN連携が必須とされることで多くの国々で販売がキャンセルされた『Helldivers 2』でも起こっている。こちらはPSN必須条件の撤回が発表されたものの、まだPSN未提供国での販売は再開されていない。

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