鳥羽周作シェフ、レア肉めぐる指摘に不快感 「馬鹿にしてますよね」「リスペクトがない」

料理人の鳥羽周作氏が2024年5月13日、牛肉を半生で焼く調理法に一部から指摘が寄せられたことを受け、「レア肉ポリスに正直ウンザリしています」などとXで不快感を示した。

「レア肉ポリスに正直ウンザリしています」

鳥羽氏は、自身の料理系YouTubeチャンネル「シズるチャンネル」(登録者46万超)と並行して、Xアカウントでも自作レシピを投稿している。3日の投稿では、「スーパーで買ったステーキ肉の焼き方」を紹介しており、13日昼時点で1.6万を超える「いいね」が付くなど好評を呼んでいる。

レシピ通りにステーキを焼いたというXユーザーから感想が届くと、鳥羽氏は「素晴らしい火入れ」と反応。しかし、ここで一部のユーザーから、「ご当人が、良いと思うので、良いと思いますが。恐らく、これは部分的に生だと思います。レアと生の違いは、ナイフで切った時にわかります。生は、食品衛生法上、55℃以上でないと殺菌力はありません」とする指摘が入った。

指摘を受け、鳥羽氏は13日にXで、「まずレア肉ポリスに正直ウンザリしています それを踏まえてお伝えさせて頂きますね」と切り出すと、以下のように続けた。

「せっかく料理を楽しんでくれた人がいてそれを誰かに伝えたいみたいな嬉しいお裾分けに対してあなたのコメントは残念ながら水を差しいます 自ら当人が良ければいいのですがとおっしゃっているにも関わらず、わざわざ自分のものさしの中での知識でさもこちらが無知みたいなていで若干馬鹿にしてますよね どうしてわざわざそんなことをするのか残念です」(以下、原文ママ)

「食中毒の危険性はないとの認識が大方」

焼き加減を指摘したユーザーは「料理好き」と見受けられたとし、鳥羽氏は「ならば、そういう価値観もあるよねで充分ではないでしょうか?」とコメント。「教えるにしたってもっと優しい言い方なんかいくらであると思います 誰にも優しくないしそもそも嬉しくないです」と続けた。

「専門的な知識を指摘する場合」について鳥羽氏は、歌手に対してアドバイスする一般人を例に挙げ、「リスペクトがそもそもなくそもそも専門家より自身が上の立場からの物言いはかりに事実だとしても気持ちの良いものだとは思いません」とも指摘した。

また、牛肉が持つ食中毒菌に関しては、「表面についている場合はもちろんありますが中は無菌状態なので基本外側をしっかり焼く事で食中毒の危険性はないとの認識が大方あります」と説明し、東京都保健医療局の見解も画像で引用した。

そのうえで、互いの「リスペクト」が重要だとし、「僕はあなた様の畑仕事に仮に知識があってもこうしたらおいしい野菜出来ますけど まあ本人がいいならいいけどなんて無粋な事は絶対にしませんよ だってそれなりに考えおいしい野菜を作る為に試行錯誤されてるんだと思いますんで」と主張。「ある意味ではレア肉問題に関してこういう機会を頂けた事はよかったと思いますゆえ感謝致します」と締めた。

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