静岡県知事選挙告示 新人6人による選挙戦がスタート(後半)

共産党の森大介さん(55)は、JR静岡駅南口で第一声をあげました。

共産 森大介氏:
「私、日本共産党の森大介は、リニアと原発を許さず、県民の暮らし・福祉最優先、希望の持てる県政へと県政を大きくチェンジをしてまいります。浜岡原発については皆さんもご承知のように、南海トラフ巨大地震の震源域の真上に立つ世界一危険な原発であります。福島第一原発の事故を教訓とするのであれば、浜岡原発は再稼働することなく廃炉にすべきであります」

浜岡原発の廃炉とリニア新幹線の建設中止を訴えている森さん。

愛知が地元の本村伸子衆院議員が応援に駆け付けました。

共産 本村伸子衆院議員:
「私が森大介さんに初めてお会いをしたのは、新聞赤旗の記者時代でした。静岡県中の県民の皆さんの切実な願い、悲痛な叫びを取材し続け、行動し続けてきたのが森大介さんです」

9日は静岡市を中心に街頭演説を重ねました。

森大介氏:
「問題山積のリニア建設は今こそストップすべきではないでしょうか」

森さんはリニア問題においては、川勝県政を継承する立場としています。

森大介氏:
「ポスト川勝県政において、やっぱりこの2つのリニアの問題と原発の問題は欠かせないと思っている。私が反対する理由とか、再稼働を認めない理由をよくよく皆さんに理解してもらうことが一番の鍵かなと思っている」

諸派の横山正文さん(56)は、リニア新幹線の即時着工などを訴えています。

諸派 横山正文氏:
「水問題はすでに解決しております。私が県知事に就任したら先進坑貫通工事の許可を出します」

無所属の村上猛さん(73)は、リニア問題を計画段階から再検証すると主張しています。

無所属 村上猛氏:
「今一番県民を騒がしているのはリニア問題ですので、まずリニア問題の一番最初からを検証したいと思います」

無所属の浜中都己さん(62)は、
憲法が保障する請願権の拡充を掲げています。

無所属 浜中都己氏:
「県民の暮らしの幸福度を上げるため、憲法16条・請願権を周知し、本当の主権者であり続けることを支える生きた制度へ推進していきます」

過去最多6人による争いとなった静岡県知事選挙。

投開票は26日です。

© 静岡朝日テレビ