日経平均、49.65円安の「38,179.46円」で取引を終了…チャートが示す38,500円付近の“売り待ち”シグナル【5月13日の国内株式市場概況】

2024年5月13日(月)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

5月13日の日経平均株価は、材料が乏しいなかで上値が重く、売り優勢でスタート。前場引け直前には前日比プラス圏にのせたものの、後場寄り直後から再び売られる展開に。指数はマイナス圏でもみ合い、前日比49.65円安の38,179.46円で取引を終えました。日経平均株価の移動平均は5日MAが38,300円近辺、25日および75日MAが38,500円近辺と、現在の水準よりもやや上に集中しています。よって、明確な買い材料がない限り、これらの水準では売り待ちの投資家が指数の上値を抑えるとの見方もあるようです。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが87銘柄、値下がりが2銘柄、変わらずが136銘柄。

日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、セコム〈9735〉、トヨタ自動車〈7203〉、ファナック〈6954〉、三井不動産〈8801〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、KDDI〈9433〉、オリンパス〈7733〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、ディスコ〈6146〉、テルモ〈4543〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は19億7,400万株、売買代金は4兆6,093.58億円となり、前日と比べて減少。

業種別では、繊維製品、その他製品、精密機器、空運業、ガラス・土石製品などが上昇した一方、不動産業、建設業、水産・農林業、金属製品、輸送用機器械などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が宮越ホールディングス〈6620〉で+300円(+27.91%)の1,375円、2位がユニプレス〈5949〉で+300円(+26.18%)の1,446円、3位がノーリツ鋼機〈7744〉で+700円(+22.15%)の3,860円となりました。

一方、値下がり下位は、1位がミツバ〈7280〉で-300円(-21.74%)の1,080円、2位がパイオラックス〈5988〉で-500円(-19.21%)の2,103円、3位がJCRファーマ〈4552〉で-150円(-18.80%)の648円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは128銘柄、年初来安値を更新したのは61銘柄でした。

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