人民元紙幣を数える銀行の職員。（資料写真、北京＝新華社配信）
【新華社北京5月13日】中国の国有大手商業銀行、中国農業銀行の今年3月末時点の貸出総額は23兆9千億元（1元＝約22円）で、前年末比で1兆2千億元増加した。同行がこのほど発表した2024年第1四半期（1～3月）決算で明らかとなった。
3月末時点の製造業向け貸出残高は3737億元増の3兆3千億元、戦略的新興産業向けは6千億元超増の2兆7千億元、民間企業向けは6077億元増の6兆1千億元だった。
県域向けの貸出残高は6227億元増の9兆4千億元、農業関連は6469億元増の7兆2千億元となった。
不良債権比率は前年末比0.01ポイント低下の1.32％、リスク対応力は高水準を保っている。（記者/李延霞）
