今月10日、福岡空港で日本航空の旅客機が停止線を越えて滑走路に近づいたため、離陸しようとしていた松山行きのジェイエア機が急ブレーキをかけるトラブルがあったことがわかりました。
国土交通省によりますと、今月10日の正午ごろ、福岡空港で誘導路を進んでいた日本航空機が管制官から滑走路手前の停止線で停まるよう指示を受けていたにも関わらずそのまま進み続け、停止線を大幅に越えたということです。
その後、管制官から停まるよう指示され、滑走路直前で停止しました。
当時、滑走路では、松山行きのジェイエア機が離陸のために走行していて、管制官の指示で急ブレーキをかけて止まりました。
ジェイエア機の乗客と乗員48人にけがはありませんでしたが、離陸を取りやめたことで機体の点検が必要となり、欠航になりました。
日本航空は「当局に速やかに報告していて管制との交信内容を含め、当局の指導のもとで原因の分析と再発防止に努めてまいります」とコメントしています。