福井県営体育館、福井県営球場の愛称決定…セーレンが年間1100万円で契約、県施設で初

福井県営体育館と福井県営球場の命名権パートナー契約を締結した杉本達治知事(右)とセーレンの山田英幸社長=5月10日、福井県庁

 福井県は、福井市の福井運動公園内にある県営体育館と県営球場のネーミングライツ(命名権)パートナー企業について、いずれもセーレン(本社同市)に決め5月10日、契約を締結した。愛称は県営体育館が「セーレン・ドリームアリーナ」、県営球場は「セーレン・ドリームスタジアム」となった。

 県有施設の命名権導入は初めて。新たな自主財源を確保し、県内のスポーツ振興や公共施設の改修費用などに充てようと、3~4月に両施設の命名権パートナーを募集。それぞれ2社の応募があり、有識者らによる選考委員会が命名権料や社会貢献活動の実績などを評価し、セーレンに決めた。

 県庁で契約締結式が行われ、杉本達治知事と同社の山田英幸社長が出席し、契約書を交わした。杉本知事は「両施設とも県民にとって大切。親しみやすい愛称になった」とあいさつし、両施設のPRに努めていくとした。

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 山田社長は「福井の企業、産業を地元や日本の若者に知ってもらい、多くの人が福井に来て活躍してほしいという思いを込めて契約した」と話した。

 契約期間は10日から2029年3月末まで。同社は県営体育館の命名権料として年660万円、県営球場の年440万円を県に支払う。

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