【静岡県知事選】告示後迎えた初の週末に各立候補者が向かった先は?何を訴えた?県民の反応やいかに…

告示後、初めての週末を迎えた静岡県知事選挙。街では、候補者たちの熱い訴えが…。多くの人が集まる場所で候補者たちは何を訴えたのでしょうか?

告示後、初めての週末を迎えた5月11日、鈴木氏は、大村氏の地元、静岡市から活動をスタート。多くの人が行き交う中心街で街頭演説に臨みました。会場には、鈴木氏が国会議員や浜松市長時代から先輩として慕っている前埼玉県知事の上田清司参院議員が応援に駆け付けました。

(上田 清司 参院議員)

「皆さん政令市をご存知ですよね?」「どこが一番だと思うか」「いつも1番2番を争っているのがさいたま市と浜松市」「そういう実績をあまねく静岡県全部に広げようというのが鈴木康友」

鈴木氏は街頭演説で、国会議員や浜松市長として積み上げてきた実績を強調。市長時代に進めた企業誘致などの経験を生かし、「日本一幸福度の高い静岡県を目指したい」と訴えました。

(鈴木 康友 候補)

「私は国の特区制度を使って、市街化調整区域という開発規制がかかっている地域を一定程度、企業誘致の土地として国に認めてもらい、そこに343社の企業を誘致した。このやり方は全県でできる。これからしっかりと国と意見を戦わせ、規制を勝ち取って、土地がなければ土地を作ればいい、生み出せばいい。これが政治」「決断と実行力で、これからもこの静岡県を必ず変えてみせる。そして、公約通りの日本一幸福度の高い静岡県を目指していきたいと思う」

その後、中心街を練り歩き、県民と握手を交わしながら支持を求めた鈴木氏。すると県民からは…

(県民)

「ぜひ御殿場にも病院を作ってください。お願いします」

(鈴木 康友 候補)

「東部の医療をしっかりやる」

2回の街頭演説をはさみながら、約1時間練り歩き、県民へ政策を訴えました。

12日は、中部、西部地区で街頭演説を行いました。このうち、磐田市の会場には、地元選出の国会議員や県会議員、また鈴木氏を推す連合静岡の会員らが応援に駆け付けました。また、夜に行われた演説会には、会場を埋める約200人の市民が訪れました。鈴木氏は ここで、それぞれの地域のもつ特性や資源を生かして地域を活性化していきたいと訴えました。

(鈴木 康友 候補)

「磐田は今、スポーツのまちとして街づくりが進んでいます、ジュビロのサッカー、ラグビーの静岡ブルーレヴスそれから卓球、様々なスポーツ文化が磐田に根付いています」「これからはスポーツを通じて町をつくっていく、スポーツを通じて社会や町を活性化していく これが大事。単にスポーツ施設を作るだけではなく、その周辺整備を含めてソフトを含めていろいろな知恵をつぎ込むことによってスポーツを通じて町を元気にする、磐田はもうそういう動きが始まっています」

11日、大村氏の姿は静岡市清水区の清水魚市場にありました。大村氏はこの選挙期間、各地域でその地域に沿った政策ビジョンを発表していますが、ここでは中部地域の政策を打ち出しました。

(大村 慎一 候補)

「これきょう初めて出すんですが『駿河スーパーハブ構想』というものを出させていただきます。皆さまご存じの通り静岡県は素晴らしいインフラがあるんです。こんなところは日本になかなかないですから、静岡が東京 名古屋 大阪ではなく静岡・清水自体がハブになれる。ハブというのは自転車の真ん中のようなもの(そういうとこになれる)この地の利をいかしていくことが必要」

交通網を活用し、ヒト・モノ・情報がより集まる都市とする構想だということです。お昼は、

「しずおかおでん」で腹ごしらえ!

(大村 慎一 候補)

「牛スジからいただきます」

(記者)

Q.「大村さん食リポお願いします」

(大村 慎一 候補)

「味が染み込んでいて牛スジがやわらかくなっているんですね」「なかなかほかでは食べられない素晴らしい静岡の味です」

その後も慌ただしく次の演説会場へ…。この日の午後。持ち物や金属チェックなど厳戒態勢の中、大村さんの応援に入ったのが上川陽子外相です。2023年9月に、外相に就任してから、初めて静岡を訪れたということです。

(上川 陽子 外相)

「みなさん ただいま!大村さん静岡は私たちが魅力あふれる住んで良かったという静岡県を、これからももっと努力してつくっていく、それが政治の役割ではないかと心得ているところであります」「一緒に一から大村さんとつくりあげていく、この大きな活動に参加し戦い抜いていきたいと思います」

(大村 慎一 候補)

「若い方が静岡の農業引き継ぎたい、静岡の産業引き継ぎたい、そう思って下さる方が全国にいる。静岡のお茶や産業、わさび、盛り上げていこうではありませんか、いかがですかみなさん」

その後 訪れたのは静岡市の山間部にある牛の畜産農家。現場の声を聞いていきます。

(大村 慎一 候補)

「でもいま飼料価格があがってますよね?」

(畜産農家)

「かなりダメージ、補助もいただいてやりくりしているが まだ大変です」

給餌作業も体験させてもらいました。

(大村 慎一 候補)

「なるべくお仕事の負担が減るような、そういった支援ができればいいなとは思うが」「自分でも体験させていただいて、仕事の中身を知らせていただくことが重要だと思っている」

また、12日は、菊川市で街頭演説を行い、無所属の平山佐知子参院議員や、菊川市長が応援に。県西部を中心に分刻みで駆け巡りました。

森氏は11日、磐田市で街頭演説を行いました。街頭では、支援者らが「さよなら原発」などと掲げ、その考えを訴えました。

(森 大介 候補)

「県政を本気で変えたいと考えております」「私はスローガンとして、リニア・原発を許さず

県民の暮らし福祉最優先で希望が持てる県政、これをぜひとも実現したいと考えております」

まず、リニア問題に関しては…

(森 大介 候補)

「(大井川)流域の62万人もの県民の皆様の命と暮らしが脅かされる、こういう問題がある、またコロナ禍を経てオンライン会議やリモート化がどんどん進む中で、大都市間を1時間で高速で結ぶというリニアの建設そのものの意義が問われています」「そういう中でむりくり建設を進める必要はない、中止を求めて参ります」

続いて、浜岡原発に関しては…。

(森 大介 候補)

「あの福島第一原発事故を教訓とするのであれば、浜岡原発は再稼働ではなく一日も早く廃炉にし、太陽光・風力など再生可能エネルギーにチェンジをしていくべきではないでしょうか」

(記者)

Q.「選挙戦初めての週末ですけど感触は」

(森 大介 候補)

「最初は森町の方から森町・袋井市・磐田市と来たが、森町の方で絶叫というか声がね、加減を忘れていたので途中で出なくなっちゃいまして」「とにかく自分の訴えを分かりやすく届くように丁寧に訴えていきたいと思っています」

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