女性の政治参加を促すには? 福島県会津若松市議会の現職5人 市民と意見交換 地域社会・家庭の理解重要

女性の政治参加への方策を語る(左から)丸山、大山、大島、柾屋、平田の5議員

 女性の政治参加を促すには?福島県会津若松市議会の女性議員との交流会が11日、市内の會津稽古堂で開かれ、現職の5人が市民と意見を交わした。日々の議会活動の発信や、地域社会・家庭からの理解の重要性を挙げた。

 市男女共同参画推進活動ネットワーク(高橋真美代表)の主催。市議会の女性議員は昨夏の改選(定数28)で、現職の丸山さよ子(立憲連合)、大山享子(公明党)両議員のほかに、新人の大島智子(公明党)、柾屋奈津子、平田久美(市民クラブ)の3議員が加わった。交流会ではそれぞれ立候補した経緯や重きを置く活動内容を紹介した。

 大島議員は家庭と仕事を両立させる中で「男女の負担の差を感じることは少なくない」とし、大山議員も「女性の目線でしか理解しにくい課題もある」と政治参加の意義を語った。

 子育て中の平田議員は同世代の意見を市政に届けたいと思い、立候補した経緯を明かした。丸山議員は全国的な議員のなり手不足を例に挙げ「議会活動の『見える化』が必要になる」と強調した。柾屋議員は人口減少が進む中で地域資源を生かし「会津のファンを増やしたい」と述べた。

(会津版)

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