5月10日から12日までの週末映画動員ランキングが13日、興行通信社より発表され、SFアクション『猿の惑星／キングダム』など新作映画4本がランクインした。首位を、劇場版第27弾『名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）』が5週連続でキープ。週末3日間で動員36万2,000人、興収5億3,400万円をあげ、累計成績は動員898万人、興収128億円を突破している。トップ10内の5作品がアニメ作品となった。
2位に、SF映画の名作『猿の惑星』の新シリーズとして始まった『猿の惑星：創世記（ジェネシス）』『猿の惑星：新世紀（ライジング）』『猿の惑星：聖戦記（グレート・ウォー）』に続く第4弾『猿の惑星／キングダム』が初登場。初日から3日間の成績は動員18万2,000人、興収2億7,100万円。現在から300年後、人類と猿の立場が逆転し、猿が支配する世界を舞台に、秘密を抱えた人間の女性ノヴァと若き猿のノアが世界を変えるため猿の独裁に共に立ち向かう。『メイズ・ランナー』シリーズのウェス・ボールがメガホンをとった。
3位に前週よりワンランクアップした『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』が続き、累計成績は動員107万人、興収14億円を突破。4位は『ゴジラ×コング 新たなる帝国』で累計成績は動員97万人、興収14億円を超えている。
そのほか新作は3本がランクイン。5位に、池波正太郎の小説を十代目・松本幸四郎主演で新たに映像化した劇場版『鬼平犯科帳 血闘』。若き日の鬼平を松本の長男である八代目・市川染五郎が演じている。6位に、人気配信アニメ全4話に新たなシーンを追加した『劇場用再編集版『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』』。5月24日より初の映画化作品『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』も公開される。10位に、乃木坂46の1期生である高山一実が執筆した長編小説をアニメーション化した『トラペジウム』。声の出演は結川あさき、羊宮妃那、上田麗奈、相川遥花、木全翔也（JO1）ら。
今週は、石原さとみが『ヒメアノ～ル』や『空白』などの吉田恵輔監督（※吉は「つちよし」）に直談判して役を射止めた『ミッシング』、草なぎ剛が『孤狼の血』シリーズなどの白石和彌監督と組んだ復讐劇『碁盤斬り』、『悪人』『怒り』などの吉田修一の小説を福士蒼汰と松本まりかの主演で映画化する『湖の女たち』、ジャマイカ出身のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの生涯を描く『ボブ・マーリー：ONE LOVE』、『下妻物語』などの嶽本野ばらの小説を窪塚愛流、蒔田彩珠の共演で実写化する『ハピネス』、声優・アイドルとして活動するユニット「i☆Ris」の10周年プロジェクトとして制作された『i☆Ris the Movie - Full Energy!! -』などが公開される。（編集部・石井百合子）
【2024年5月10日～5月12日の全国映画動員ランキングトップ10（興行通信社調べ）】※（）内は先週の順位
1（1）『名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）』：5週目
2（初）『猿の惑星／キングダム』：1週目
3（4）『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』：4週目
4（2）『ゴジラxコング 新たなる帝国』：3週目
5（初）『鬼平犯科帳 血闘』：1週目
6（初）『劇場用再編集版『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』』：1週目
7（7）『青春18×2 君へと続く道』：2週目
8（5）『変な家』：9週目
9（3）『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』：13週目
10（初）『トラペジウム』：1週目
