西日本豪雨で約1.6メートル浸水の寺院本堂が6年かけて再建

西日本豪雨で浸水被害を受けた愛媛県大洲市の十夜ヶ橋永徳寺の本堂が、およそ6年をかけて再建されました。

年間およそ2万人の参拝客が訪れる大洲市の四国別格霊場十夜ヶ橋永徳寺は、2018年7月の西日本豪雨で本堂がおよそ1.6メートル浸水し、2019年から再建に取り組んできました。

(十夜ヶ橋永徳寺・三好圓暁住職)
「皆様からの励ましや優しさがありました。どれだけ力を頂いたかわかりません」

再建の実行委員会によりますと、新型コロナによる参拝客の減少などで寄付を募ることが難しくなり、工事の完成が予定より2年ほど遅れたということです。

(参拝者)
「水害の後で来たことがあった。その時は災害の後だったから、再建されてよかったです」

(十夜ヶ橋永徳寺・三好圓暁住職)
「(参拝客が)一か月で30人来たらよい方、そういう時がありました。だけども檀家さん、先達さん、再建実行委員会の皆さんが支えてくださって、辛かった苦しかったということよりも、本当にありがたい」

完成した新たな本堂は、水害に備え、敷地のかさ上げなどの対策を講じたほか、中2階はコンサート会場など人が集まる場所として活用するということです

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