静岡県知事選挙2日目の各陣営の訴え③

共産党の森大介さん(55)は、10日静岡市で政見放送の収録に臨みました。

森大介氏:
「こういうのは率直に言って慣れていないというのもあるもんですから、頑張っていきたいと思います。これも経験にしまして」

川勝前知事辞職にともなう今回の知事選。

森さんにとっては9年ぶりの選挙戦です。

森大介氏:
「私が川勝知事に学ばなければいけないと思っているのは、やはり県民の声に耳を傾けてそれを貫くことだと思います。何者にも忖度せずに、県民の声にまっすぐ応える。この姿勢は学んでいきたいなと思っております」

森さんが訴えているのは、県民の暮らし・福祉最優先の県政への転換です。

森大介氏 9日:
「今、浜松に津波の想定浸水域に370億円をかけて、野球場が建設されようとしておりますけれども、野球場建設をやめて、子育て支援に思い切ってお金を使おうではありませんか」

街頭演説を通じて支持を広げていきたい考えです。

森大介氏
「リニアと原発を許さず、県民の暮らし・福祉最優先の県政へ、希望の持てる県政へと頑張ってまいります」

福祉政策を充実させるとして、「3つのゼロ」を掲げています。

「18歳以下のお子さんの医療費無料化、2つ目に小中学校の学校給食の無償化、3つ目は国民健康保険料の子どもの均等割の無料化、この3つであります」

過去最多6人の争いとなった静岡県知事選挙。

諸派の横山正文さん(56)は、リニア新幹線の即時着工や条件付きでの浜岡原発の再稼働などを訴えています。

無所属の村上猛さん(73)は、リニア問題を根本から再検証するとしていて、政見放送のみでの選挙戦。

無所属の浜中都己さん(62)は請願権の拡充を推進し、「県民の暮らしの幸福度を上げたい」と主張しています。

静岡県知事選挙は26日投開票です。

© 静岡朝日テレビ