竹中平蔵氏&舛添要一氏 岸田首相ボロカス「無茶苦茶な政策」官僚だけ頼り「何をやるか分からん」女子アナ苦笑

 竹中平蔵氏

 元東京都知事の舛添要一氏や元経済財政政策担当相の竹中平蔵慶大名誉教授らが12日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。岸田文雄首相をこき下ろした。

 この日の特集は「緊迫する世界情勢!世界のあぶないリーダー大検証」。ロシアのプーチン大統領、中国の習近平主席らのトリを取る形で、扱われたのが、我が国の総理だった。

 しかし、竹中氏は「総理の1日の動静を見ていると、小泉(純一郎)さん、安倍(晋三)さん、菅(義偉)さんのときと、岸田さんは決定的に違う」と切り出し、歴代首相は「たくさんの民間の人や専門家、ベンチャーの人とたくさん会っていた。岸田さんはほとんど官僚。だから官僚から上がってくるものをやるわけ。子育ての支援金とか保険でやるわけ。財務省が『総理がなんかやらなきゃいけない』って考えて、増税できないからって。ある意味むちゃくちゃな政策」と官僚にだけ頼った「偏った聞く力」を発揮して、リーダーシップを発揮できていないとぶった切った。

 続いて、舛添氏は「派閥を壊して、安倍派ガタガタにしちゃった。やられた方は煮えくり返ってますよ。『なんで俺たちがここまでやられなきゃいけないんだ。だいたい、お前の政権、誰がつくったと思ってんだ』って。ある意味で岸田という男は何をやるか分からない」と追随した。

 議長を務める黒木千晶アナウンサーは「ボロカスに言ってる気がしますね」と苦笑。野村明大アナは、岸田氏の写真を指し「下手なマッサージ師に見えてきましたね」と作家の竹田恒泰氏のたとえに同調していた。

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