被災者のニーズとボランティアをマッチング 福岡県がトヨタ自動車九州などと協定

豪雨災害が発生する恐れのある梅雨を前に、福岡県や自衛隊など防災に関わる機関のトップ会談が開かれ、防災対策を強化していくことを確認しました。

頻発化、激甚化する自然災害

福岡県 服部誠太郎知事「近年、自然災害が頻発化、また激甚化しています」

福岡県の服部知事と県内を管轄する警察や自衛隊などのトップあわせて8人が参加したトップ会談は梅雨の時期を前に毎年開かれているものです。

今後の大雨に備えて防災対策を強化していくことなどを確認しました。

「企業が力合わせ支援に」

会談のあと服部知事は、トヨタ自動車九州などと災害ボランティアセンターを運営する際、被災者のニーズとボランティアをマッチングさせる人材を派遣する協定を結びました。

トヨタ自動車九州 永田理社長「万が一災害が広域化、甚大化した場合でも多くの企業が力を合わせて、支援にあたれることを期待しています」

福岡県内では2017年の九州北部豪雨以降、毎年のように「大雨特別警報」が発表され、甚大な被害が相次いでいます。

こうした災害が発生した際に協定に基づいてトヨタ自動車九州はボランティアが使う車の貸し出しや電源供給設備の提供なども行うということです。

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