群馬・前橋市のフードパントリー事業 円滑な物資輸送へ トラック協会の支部と協定

 

 物価高騰の影響を受ける家庭を支援する「フードパントリー」事業に取り組む前橋市は、物資の輸送を円滑に進めようと群馬県トラック協会・前橋支部と協定を結びました。

 協定の締結式には、小川市長と県トラック協会・前橋支部の関口宜男支部長が出席して協定書に署名しました。

 市では、物価高騰の影響を受けるひとり親家庭などを支援しようと、去年11月から企業から提供を受けた規格外の食品などを希望する家庭に無料で配布しています。これまでに3回行われのべ2100世帯あまりに配布されました。

 食品の提供は県内外の複数の企業から受けていますが、このうち大手宅配サービス業者の倉庫は神奈川県川崎市にあることから、前橋までの輸送はその都度運送会社と契約していました。

 今回の協定により円滑な輸送体制を確保できるようになりました。小川市長は「非常にありがたく頼もしいと思っています。子どもたちの未来のために一緒に取り組んでいきたい」と感謝の言葉を述べました。

 4回目となる食品の配布は、今月下旬を予定しています。

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