“3550回転の魔球”に米呆然「本当なの?」 落差1.5m…打者お手上げの一球は「笑うしかない」

ロイヤルズのセス・ルーゴ【写真:ロイター】

ロイヤルズ右腕ルーゴのカーブに注目

米大リーグで驚異の変化球が話題を集めている。12日(日本時間13日)の敵地エンゼルス戦でロイヤルズの右腕セス・ルーゴ投手がカーブで空振り三振を奪取。米投球分析家はこの1球について「信じられない回転数3550のカーブ」と投球動画を公開した。米ファンから「えげつない」「笑うしかないね」と反響が寄せられている。

鋭く曲がり、落ちた。4-0の5回2死走者なし。9番パリスを1-2と追い込んだルーゴは、5球目に抑えが効いた81.9マイル(約131.8キロ)のカーブで空振り三振を奪った。落ち際までなんとかバットを合わせていったパリスもお手上げの様子。一方のルーゴは静かにマウンドをを降りて行った。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のX(旧ツイッター)に「セス・ルーゴの信じられない回転数3550のカーブボール」とつづって実際の動画を公開。「5フィート(約1.5メートル)落ちて、1フィート(約30センチ)変化した」と軌道を記した。

これには米ファンからも「えげつない」「狂ってる」といった衝撃の声が続出。「3550…本当なの? マジですごいヤツだ!」「5フィートも落ちてるかい?」「これは笑うしかないね」「これを打とうとするのが想像できないね」などと驚きを超え、呆れたような声も上がっている。

34歳のルーゴはこの試合、8回112球を投げて5安打1失点、12奪三振の快投。4-2の勝利でチームを牽引した。

THE ANSWER編集部

© 株式会社Creative2