解散は?政治とカネ・原発再稼働は…自民党本部と県連 車座対話で応酬【新潟】

自民党本部と県連 車座対話

派閥の裏金問題を受けて、自民党が全国で行っている「政治刷新・車座対話」が新潟県連で開かれました。党本部への厳しい声が出たほか、原発再稼働に関する意見もあったということです。

自民党県連を訪れたのは、広報本部長の平井卓也衆議院議員と、副本部長の和田政宗参議院議員です。参加した県議らは、政治とカネをめぐる党本部の対応に「自民党の推進力が弱まっている」と厳しく指摘しました。

■自民党県連 岩村良一幹事長
「こんな時に6月に解散をと言うような話も伝わってくるが、いくらなんでも今の状況で地方の有権者にお願いする選挙はできない。」

車座は冒頭のみ公開され、参加者からは「コアな支持層が離れている」「政権交代の必要性を訴える意見も地域にある」といった声も上がったといいます。

■自民党広報本部長 平井卓也衆院議員
「自民党に対する誇りをもった地方議員ばかりだったが、それが揺らいでいると。自民党に対する幻滅、厳しいという声が非常に今大きいので、解散総選挙は今やるべきではないというのは共通の認識だと思っています。」

また、県政の課題として柏崎刈羽原発の再稼働に関する意見も出ました。平井本部長は「安定した電力確保のため、原発による電力が国家として必要」とした上で…

■自民党広報本部長 平井卓也衆院議員
「私自身はデータセンターやその周辺の産業クラスターを地域で作るべきでないかと提案した。新潟も有力な候補だと思う。」

車座対話は、今後も全国で実施されます。

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