所沢市内を循環するコミュニティバス「ところバス」。市は将来的に二酸化炭素の排出をなくすため、5月からEV=電気自動車の車両を導入します。「ところバス」は、1998年から運行を始めた市内循環バスで、年間でおよそ36万人が利用しています。
市は、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすると宣言していて、EV車両はその一環で導入されました。
最大で36人が乗ることができ、一晩、充電すれば100キロの距離を走行することが可能です。
また、従来のディーゼル車と違って走るときに発生する振動や音が小さく抑えられるため、乗り心地もいいということです。
加えて、蓄電池を載せているため、災害などで停電が起きたときに、避難所や市役所といった公共施設で電力を供給する「電源車」としても活用できます。
今回、導入するのは1台ですが、市は今後、EV車両を増やすことを検討したいとしています。