松本の緊縛強盗 発生から1週間 他県でも類似した犯行【長野・松本市】

松本市の住宅で起きた強盗事件から13日で1週間です。群馬県や栃木県でも似た手口の事件があり、警察は3つの県共同で捜査し、関連を調べています。

松本市の市街地から直線で12キロほど離れた四賀地区。この山間部で事件が起きました。

■被害者の男性(警察への取材)
「金を出せと脅され体を縛られた」

6日午前2時半過ぎ、松本市保福寺町の住宅に2人組の男が侵入。住民に刃物のようなものを突きつけ「金を出せ」などと脅して体を縛り、現金十数万円を奪って逃走しました。
住民の男性は左脇腹に全治1週間のけがをし、警察は容疑を「強盗致傷」に切り替えて捜査しています。

■記者
「後ろに見えるのが被害のあった住宅。近くには空き家もあるが、警察によりますとこの空き家も荒らされた痕があったということです」

捜査関係者によりますと、近くの空き家はタンスなどが荒らされていたものの、盗まれたものはなかったとみられます。
一方、先月30日には栃木県日光市で、今月8日には群馬県安中市で、現金などが奪われる強盗事件が起きました。3つの県で相次いだ事件。共通点があります。
いずれも犯人は男2人組とみられ、夜間に山間部の住宅に侵入。そして、住民の体を縛るなどして拘束しています。
また、栃木県日光市と松本市の事件では犯人が外国人の可能性があることが分かっています。

■近くに住む住民
「早く捕まってほしいのと、防犯を徹底してほしいなと思う」

警察は情報を共有するなど共同で捜査を進め、関連についても調べています。

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