UBSのAT1債、50億ドル相当が株式転換可能に 株主決定受け

[チューリヒ 13日 ロイター] - スイス金融大手UBSは13日、先月の株主決定を受け、約50億ドル相当の「AT1債(その他Tier1債)」について株式への転換が可能になったと発表した。

10日時点で、2023年11月以降に発行された4本のAT1債が対象。3本が総額45億ドル相当、もう1本が6億5000万シンガポールドル(4億8000万ドル)相当で、これらは評価損の対象ではなくなるという。

クレディ・スイス救済合併後初となる昨年11月の起債時には、重大な事象が発生した場合の株式転換が約束されたことなどにより、旺盛な需要が見られていた。

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