穀物輸入の戦略的な拠点へ/玉島ハーバーアイランド内に国際物流ターミナルが完成【倉敷市】

穀物輸入の戦略的な拠点として、国が倉敷市玉島に整備を進めてきた国際物流ターミナルが完成しました。
5月12日、倉敷市の玉島ハーバーアイランド内に整備された埠頭で、記念のセレモニーが行われました。
式典には国と地元自治体の関係者らおよそ170人が出席しました。
整備事業は、国が水島港を穀物の輸入における物流の戦略的な拠点に選び行ったもので、岸壁や航路などを一体的に整備。水深12メートルの着岸に対応することで1回当たりに運搬可能な量は、従来に比べ2万トン増えました。
式典では、国土交通省の稲田雅裕港湾局長が「完成を機に、水島港の更なる機能強化を図りたい」と挨拶。その後、出席者らがテープカットとくす玉割りで完成を祝いました。
国は一連の事業として、水島地区でも港湾整備を進めており、2029年度の完成を目指しています。

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