大関の威厳はどこへ…。大相撲夏場所2日目(13日、東京・両国国技館)、大関豊昇龍(24=立浪)が2連敗を喫した。初日は1横綱4大関が総崩れ。この日は横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)と大関貴景勝(常盤山)が休場する中、大関陣の先陣を切って土俵に上がった。
しかし、関脇阿炎(錣山)に一方的に押し出されて完敗。取組後は取材対応せず、国技館を後にした。その後に霧島(音羽山)、琴桜(佐渡ヶ嶽)が初日を出し、出場する3大関の中で豊昇龍だけ白星がない状況となった。
幕内後半の審判長を務めた九重親方(元大関千代大海)は「(大関陣で)一番心配なのは豊昇龍。立ち合い負けしている。先手を取って攻めないと。どこか調子が悪いのか…。フワッとしている感じ。覇気、気持ちを出して取っていくほうが乗っていける」と指摘した。