舟塚古墳や若草伽藍跡推定地など「新たに見つかった斑鳩のお宝」展

2023年度に斑鳩町で出土した遺物などを展示した企画展が斑鳩町文化財活用センターで開かれています。

2023年、斑鳩町では、6世紀後半に造られたとされる舟塚古墳や、焼失し再建される前の法隆寺とされる若草伽藍など例年に比べて多くの発掘調査が行われました。展示では、舟塚古墳が同じ斑鳩町にある藤ノ木古墳よりも古い古墳と考えられる証拠となった須恵器や、被葬者が斑鳩の地の豪族であることをうかがわせる馬具をはじめ古墳の石室から出土した副葬品など84点が並びます。

そのほか、若草伽藍跡から出土した、八弁の蓮華文を手彫りで表現した日本最古とされる鬼板や文様の全体像が分かる大きな軒平瓦などが並び、我が国の古代瓦の研究においても貴重な遺物を見ることができます。

この企画展は、6月30日まで開かれています。

© 奈良テレビ放送株式会社