思わず二度見「見たことがない」 メジャーで生まれた“謎ファウル”に選手&球審も大困惑

カージナルスのマット・カーペンター【写真:ロイター】

ブルワーズ―カージナルス戦での珍事

米大リーグで史上最も奇妙なファウルが誕生した。12日(日本時間13日)にミルウォーキーで行われたブルワーズ―カージナルス戦で、打者がスイングした直後にバットが真っ二つになるという二度見必須の珍事が発生。敵味方関係なく驚きを隠せなかったシーンに、米ファンから「見れば見るほど奇妙」「クレイジーだ」といった反響が寄せられている。

みんなが“キョトン顔”になった。カージナルスが1-3と2点リードされて迎えた4回1死走者なしの場面。左打席に入ったDHマット・カーペンターはカウント0-1からの2球目を強振した。しかし、バットはボールをとらえる直前に根元から折れてしまい、先端部分だけが勢い余って内野の芝生部分を跳ねて転がり、そのままフィールドに突き刺さった。カーペンターはもちろん、ブルワーズのブライス・ウィルソン投手、ゲーリー・サンチェス捕手のバッテリー、さらには球審も何が起こったのかわからないような困惑のリアクションを見せた。

MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」のX(旧ツイッター)とインスタグラムは「見たこともないような奇妙なファウルボール」とつづって動画を公開。ウィルソンが投じたボールはサンチェスのミットをはじく形で後方に飛んでいったが、折れた直後のバットに当たっていたとみなされたのか、ファウルの判定となった。

これには米ファンもビックリ。「クレイジーだ」「見れば見るほど奇妙」「これは今まで見たことがないね」「折れたときにボールに当たっていないのか?!」「審判は引き出しの中に靴下が1足もなかった時の自分みたい」「絶対にハーフスイングではないね」「スイングの力でバットが折れた」といったコメントが集まった。

この打席、カーペンターは2-2からの5球目を打って右飛。カージナルスは5回以降に得点を重ね、4-3と逆転勝ちした。

THE ANSWER編集部

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