県議会ゴルフ同好会の会費約200万円を私的流用…鳥取県議を業務上横領容疑で書類送検

鳥取県議会のゴルフ同好会の会費を私的に流用したなどとして、鳥取県警は10日付で、松田正県議会議員を業務上横領の疑いで書類送検しました。

業務上横領の疑いで書類送検されたのは鳥取県議会の松田正議員です。

松田議員は、県議会ゴルフ同好会の幹事長をしていた2016年から去年にかけて、同好会の口座から50回以上、あわせて250万円あまりの使途不明の出金を繰り返し、一部を私的に流用。

松田議員は私的流用を認め、およそ230万円を返還し、同好会は解散しましたが、会員だった議員や元議員から被害届が提出され警察が捜査を進めていました。

鳥取県警によりますと、松田議員は、幹事長としての立場を利用して同好会の口座からおよそ200万円を私的に流用していたことが明らかになったとして業務上横領の疑いで、10日付で書類送検したということです。

書類送検について松田議員は「お騒がせしておりますこと大変申し訳なく思っております。皆様には、改めて深くお詫び申し上げます。今後、検察による捜査が行われると思いますので、司法の判断を待ちたいと考えております」とコメントを発表しています。

鳥取県議会は去年12月、松田議員に対して辞職勧告決議を全会一致で可決しています。

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