サービスの開始には市町村ごとにルールの違いも 高齢化を背景に需要高まる訪問理美容 盛岡市で講習会を開催

障害など理由に理容室や美容室へ行くのが困難な人のための取り組みです。自宅や福祉施設を訪ねて施術する訪問理美容について学ぶ講習会が13日、盛岡市で開かれました。

13日の講習会には、訪問理美容の取組みに関心を持つ県内の理容師や美容師4人が参加しました。

講習会を企画したのは、20年近く盛岡市を中心に自宅や福祉施設を訪ねて施術を行うサービスを続ける「TONAN(トナン)」です。講習会では中田将太代表から、高齢化などを背景に訪問でのサービスを希望する人が増えていることや、訪問理美容の事業を始める際のルールが県内では市町村ごとに異なることなどが説明されました。

また13日は、車いすの利用者の髪を切る時の動きが実演され、参加者は安全に施術するためのポイントを学んでいました。

(受講した人は)
「お客さんに対する接し方の部分はやってきたことがない部分なので、そこが身に付けばできるのではないかと思いました」

TONANは今後も訪問理美容について知ってもらうための講習会を、県内や東北各地で開催する予定です。

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