リトルなでしこ、準決勝は“日韓戦”! GS最終節で中国に4-0完勝、堂々の3連勝で首位通過【U-17女子アジア杯】

U-17日本女子代表は現地5月13日、インドネシアで開催されているU-17女子アジアカップのグループステージ(GS)最終節で中国と対戦した。

立ち上がりから優勢の日本は開始9分、さっそく先制に成功。菅原千嘉のクロスに佐藤ももサロワンウエキがダイレクトで合わせる。シュートはポストに弾かれるも、こぼれ球を福島望愛が押し込んだ。

ポゼッションで上回る日本は、テンポ良くボールを動かしながら、ピッチを幅広く使って攻撃を組み立てる。中国の反撃には組織的かつ連動した守備で対抗。ボールホルダーをしっかり監視し、自陣ゴール前では身体を張ってクロスを跳ね返す。

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2点目こそ奪えなかったが、危なげない内容で前半を終えた日本は、後半も優位に試合を進める。74分には、自陣からのロングパスに抜け出した菊地花奈が冷静なフィニッシュで追加点を挙げる。

さらに86分、菊地は敵陣で相手からボールを奪い、そのままドリブルで持ち運び、強烈なシュートを叩き込む。終了間際にはセットプレーから根津里莉日がヘッドで得点。試合はそのまま4-0でタイムアップ。日本が完勝を収めた。

初戦のタイ戦(4-0)、続くオーストラリア戦(4-1)で勝利している日本は、中国もくだして3連勝を達成。グループBを首位通過し、ノックアウトステージの準決勝では、グループAを2位突破した韓国と激突する。

今大会で上位3チームに入れば、今秋にドミニカ共和国で開催されるU-17女子ワールドカップの出場権を得られる。日本は宿敵韓国に勝利し、大舞台への切符を掴めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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