古物店の夫婦を逮捕 指定薬物「HHC」含む商品を販売目的で所持か 広島・中区

大麻に似た成分で、指定薬物の「HHC」を含んだ商品を販売目的で所持したとして、広島市の古物店を経営する夫婦が逮捕されました。

医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたのは、広島市中区の古物店を経営する男(66)とその妻(65)です。

中国四国厚生局麻薬取締部によりますと、2人は経営する古物店で、去年11月、大麻に似た成分で指定薬物の「HHC」を含む植物片少量と、去年12月、リキッド少量を、販売目的で所持した疑いが持たれています。捜査に支障があるとして、2人の認否は明らかにされていません。

去年、全国で健康被害が相次いだ「大麻グミ」に関連し、麻薬取締部がこの店の立ち入り検査を行った際に、提出されていた商品から「HHC」が確認され、事件が発覚したということです。「HHC」は、2022年の3月に指定薬物に定められています。

麻薬取締部と県警の合同捜査本部が、事件の詳しいいきさつを調べています。

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