【西武】高橋光成 清川栄治氏にささげる白星誓う「いつも優しく声をかけてくださいました」

調整する高橋光成(球団提供)

西武・高橋光成投手(27)が5日に悪性腫瘍のため死去した清川栄治投手育成アドバイザー(享年62)にささげる白星を誓った。

13日、高橋光は遠征先の札幌市内で14日の日本ハム戦(エスコン)に向け前日調整を行った。

「前回の投球を終えて、球に力が伝わっていないと感じたので、良い感覚を思い出すイメージで、練習してきました。ファイターズは勢いのあるチームなので一人ひとり切っていきたいですし、週の頭なのでチームを勢いづけられるピッチングをしたいと思います」

今季初勝利に向けこう語った高橋光はこの日、訃報に触れた清川氏に対し「清川さんはいつも優しく声をかけてくださいました。闘病中はご自身もつらいなかで、最後までファームの選手の登板内容を確認されていたと聞きました。僕自身、今は当たり前に野球ができていますが、それが当たり前ではないんだと思いました。明日は清川さんに勝利を届けたいと思います」と翌日の登板に思いを語っていた。

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