「しっかりしろという感じ」自民党派閥の裏金問題で党幹部が札幌で党員と車座対話 党員からは厳しい意見も

自民党の派閥の裏金問題を受け、党幹部が全国で行っている「車座対話」が札幌で開かれました。党員からは厳しい意見も出ました。

自民党 森山裕総務会長)

「政治資金の問題で国民の皆さんの信頼を失いかけていることは、本当に申し訳ないと思っております」。

札幌のホテルで開かれた「車座対話」には、党本部の森山裕総務会長のほか道内各地の党員およそ15人が出席しました。

須藤有基記者)

「いま扉の中では、非公開の形で党員との意見交換が行われています」。

対話は非公開で行われ裏金問題の説明を尽くすことを求める意見などが出たということです。

出席した党員)

「しっかりしろという感じですよね。やはり(議員への)教育がきちっと行われていないということだと思います」。

派閥の裏金問題をきっかけに足元が揺らぎ始めている選挙区も。

11日、選挙戦に向けた写真撮影に応じたのは北海道9区の堀井学衆議院議員。5年間で2000万円を超える政治資金収支報告書への不記載が発覚し、党から役職停止の処分を受けた堀井議員。堀井議員に対しては、大票田の党苫小牧支部のほか、日高の浦河・様似・えりも3町の支部からも候補者の差し替えを求める声が出ています。

撮影撮影を終え、現在の心境を問われた堀井議員は。

堀井学衆院議員)

「今回は写真撮影だけですので」。

今後、堀井議員の進退はどうなるのか。自民党道連の会長は。

自民党道連 中村裕之会長)

「(選挙は)地元の支部が力を入れて応援できるかどうかということになると思うので、やはり各支部の小選挙区支部の意見は重く受け止めないといけないと思っている」。

道9区支部は19日に臨時役員会を開き、今後の方針を協議する予定です。

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